ストレスチェック実施者養成研修を受けてきました!

今月1日から義務化が始まった、ストレスチェック。
本当に効果があるのかとか導入するのは大変とか、いろいろ言われておりますが、まずはちゃんとどんなものかを知らなくてはと思い、「ストレスチェック実施者養成研修」なるものを受けてきました。

実際に業務に携わるかどうかはわかりませんが、産業保健業界の初心者としては、なかなかの学びとなりました。

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ストレスチェック制度とその実施者って?

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ストレスチェック制度については、ココロミルでも何度か触れてきました。
簡単に書くと、概要はこんな感じ。

  • 50名以上の労働者がいる事業所はストレスチェックを行わなければならない
  • 年に1回以上の実施
  • 目的は一次予防(セルフケアを促し、メンタルヘルス不調を未然に防ぐこと)
  • ストレスチェックにより高ストレス状態と判断されたら、医師の面談を勧める

細かいところはいろいろありますが、ざっくり言うとこんな感じです。

で、これを実施する人にも要件があります。

  • 医師、保健師
  • 所定の研修を受けた看護師、精神保健福祉士

私は、この2つ目の要件に当てはまるべく、今回研修を受けてきたのでした。
厚生労働省の定める法廷研修なので、決められた時間・内容をちゃんと受講しないと、実施者資格は与えられません。

でも1日で終わる研修だし、そんなに高額じゃないので、産業保健分野に関心のある看護師は、受けてみてもいいかもしれませんね。

 

研修を受けて感じたこと

私は産業保健に関しては全く経験がないので、この制度を実施していくのがどれだけ大変かは想像するしかありません。
でも、新しく導入する企業は時間も手間もかかるし、面倒だろうなぁとは思いました。

ストレスチェックとは簡単に言うけれど、ただチェック用の紙を配って、「書いてね〜」では済まないんですもん(当然ですけど)。
細かく実施要項を決めて、労働者に周知して、チェックする人(上にある実施者)に依頼して、申し出があれば高ストレス者の面談をセッティングして…。

大企業ではこれまでもストレスチェックを実施してきているところもあるそうなので、それを行っていけばいいんですけど、そうじゃない企業はイチから準備しなくちゃならない。
ただでさえ人が少ないのに、ストレスチェックに割いてる時間はない…というのが本音かな、と思います。
代行してやってくれる企業も出てきてはいるけれど、そこに予算を割けるかと言われると、それも微妙なのかもしれません。

効果があるかどうかもわからない、って思っている人も多いですしね。

始まったばかりなので仕方ない面もありますが、広めていくのはなかなか難しそうだなと感じました。

 

 

やってみる価値はある?

世間では微妙な反応を示しているストレスチェック制度。私は個人的には、やってみる価値はあるんじゃないかなと思います。

今日受講した研修の講師の方が話していたエピソード。

とある企業で、不満がたくさん溜まっているという職員たちに、何が不満なのかなどを丁寧にヒアリングしていったそうです。
聞き取った内容をまとめて、職員の方々にフィードバックしたところ、職員自身が職場環境改善に取り組み始め、それを見た会社も様々な職務上の制度を見直すなどの行動を起こしたとのこと。

また、他の企業では、産業保健スタッフとして半年間関わっていた支社の長期休職率は、他の関わっていなかった支社に比べてぐんと低くなったそうです。

こういったことを考えると、ストレスチェック制度の導入を機に職場の衛生管理を見直すことは、メンタルヘルス対策の一つとして役立つ可能性は大いにあると思います。
管理者だけでは抱えきれない問題を、上司には話せない職員の心の内を、ちゃんと顕在化して改善するきっかけに十分なるのではないか、と感じます。

国内の全企業で導入できるのは、まだまだ先の話になるかもしれません。これからもっと、運営上の問題も出てくるかもしれません。
けれど、最初から完璧に運営できるものでもないので、必要に応じて修正しながら形になればいいんじゃないでしょうか。

 

今日のまとめ

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今月12月から来年11月までに1度は実施する、というのが対象となる事業所の義務です。
どのくらいの事業所が対応できるのか、実施できるのかはわかりませんが、これからの推移を見守っていこうと思います。

 

 

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