薬に支配される人生は嫌だ!

うつ病の治療と薬は、ほぼセットといってもいいものだ。精神科や心療内科に行けば、だいたい、薬物治療がメイン。心理療法などを同じくらいの比重で行っているところは少ないような気がする。

薬も、適正な量で、自分に合うものであればいいけれど、たくさん種類もある中で、ジャストフィットするものにすぐ巡り会うとは限らない。薬による治療しか知らないぶん、薬に振り回されてしまうことになってしまう。

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薬がなければ…の恐怖

薬を飲み始めると、多かれ少なかれ心にもからだにも影響を及ぼす。いい作用もあれば、悪い作用もある。その影響に慣れてきた状態で薬がいきなり途切れると、それは大変なことになる。

少し安定していたものが急に悪くなる。頭痛や吐き気などの身体的不調も顕著に出てきたりする。あの具合の悪さは、なんとも形容しがたいのだけど、薬を飲み忘れたりするとものすごく調子が悪くなるのだ。違法薬物などによく聞く、禁断症状のようなもの。法的に認められている薬でも、精神に作用するものは、やはりそんな側面があるように思う。

 

そんな状態を経験してしまうと、薬がなくなることが怖くなる。飲み忘れ・外出先への持参忘れはもちろん避けたい。それだけじゃなく、医師から減量といわれるのも不安に感じることがあったりする。減らすと、また悪くなるんじゃないかと思ってしまうのだ。

私はこの薬がないと生きられない。そこまで考えるようになってしまうと、治療医に対する視野がとても狭くなる。ほかにもアプローチできる方法はあるはずなのに、薬に頼りきりになってしまって、かえって神経質になってしまう可能性もある。効果的に使われるはずの薬が、逆に患者を追い込んでいくのだ。

 

 

 

 

たくさん飲めば効くんじゃないかという心理

薬を飲み始めたのに、ちっとも効かない。眠れない。ずっと憂鬱。もしかして、この薬が足りないんじゃないか。もう少し飲んだら効くんじゃないか…。そんな考えをする人も、もしかしたらいるかもしれない。1錠だったのを2錠飲んでみる、くらいならまだマシだけれど、行き過ぎればオーバードーズ(薬物の過剰服用)をしてしまう事態にもなりかねない。

今の薬が効かないという事実があれば、担当医に相談して可能な範囲で薬を増やすとか、種類を変えてみるとかいった方法を、普通は取るだろう。けれど、うつのときは判断能力も思考能力も鈍っていて、そういう普通の判断にならないこともある。焦って不安になって、通常ならしないような行動を取るのもうつ病患者にありがちなことなのだ。

 

私も、数年前にオーバードーズをしてしまった経験がある。そのときはずっと眠れない状態が続いていて、とにかくぐっすり眠りたいという思いで手元にあった睡眠薬をあるだけ飲んだのだ。今考えれば、よく全部飲んだと思うのだが。

そんな現状は珍しくないような気がするし、それも薬に依存しているから起きてしまうことなのかもしれない。

 

 

 

 

 

まとめ

うつの治療に、薬は大事。けれど、それだけで良くなるわけじゃない。もっと多面的に症状を見ていかないと、根本的な解決にならないと思う。

薬が中心の生き方をしてはいけない。自分が中心の生き方をしなくてはならないのだ。薬を飲めば治るわけじゃない、自分自身と向き合うことが大事なんだと私は思っている。

 

 

 

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この記事を書いた人

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当ブログの管理人:小松亜矢子です。

フリーライター/元ナース/元うつ病患者。福岡県出身、横須賀市在住。

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