<書評>夫婦・カップルは必見!パートナーが病に倒れたらどうしますか?

2014/01/23

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だんだん年を重ねてくると、若い頃には見えなかった現実問題が降りかかってきます。子供の問題、親の問題、仕事、挙げていけばキリがないです。いつ起こるかわからない病気も、そのひとつ。

この本「さよならタマちゃん」は、そのとき夫婦がどうやって向き合っていくかのひとつの例を示してくれます。

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突如襲う、ガンと言う病

35歳という若さでの発病

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ご紹介する本は、作者の武田一義が精巣腫瘍と闘病した実体験をマンガにしたものです。「精巣=タマちゃん」という・・・。なんとも愛着のあるネーミング。

ガンという病気を、みなさんはどのように捉えていらっしゃるでしょうか。

自分はかからない?他人事?もっと年を取ってからなる病気?

どれも違います。実際は若くしてなることもあるし、実に日本人の2人に1人はガンになるといわれています。精巣腫瘍は若い人に発症しやすいガンのひとつ。決して、他人事ではないのが事実です。

しかも、作者の武田さんは、気付いてすぐに病院に行ったのに、もう転移していたとのこと。精巣腫瘍は特に進行が早いとのことですが、ほかの部位でも、若いとガンの進行は一般的に早いのだと思います。

 

壮絶な闘病生活と妻の存在

武田さんは、実に約1年間入院し、手術と抗ガン剤治療を行っていたそうです。薬の副作用は人それぞれですが、武田さんの場合は吐き気がかなりひどかったようです。食べられず、動けず、体力は奪われ、一時は「治療うつ」ではないかと思われるくらい追い込まれたそうです。

そのかなりつらい時期を乗り越えられたのは、武田さんの妻、早苗さんの存在が大きかったよう。病院食が食べられない代わりにと、味付けなどを工夫したお弁当を持参したり。毎朝メールで愛犬の様子を伝えたり。追い込まれて疲れ切った夫に、救いとなるような言葉を差し伸べたり・・・。武田さん自身も病気としっかり向き合って、前向きに懸命に闘病していますが、その随所に早苗さんの思いやりが垣間見えるのです。

私にとって、病気の夫を支える妻として理想だな、と思いました。穏やかで笑顔で、献身的で。もちろん、ここに描かれていないような葛藤やつらさはあったと思います。けれど、夫の心からの支えになっているような、そんな雰囲気が感じられて、夫も妻に全信頼を寄せていて、あぁ、これは理想の夫婦かもしれない、と涙しそうになりました。

 

健やかなる時も、病める時も

実はその前に妻が病気だった

武田さんの精巣腫瘍が発覚する前、早苗さんが子宮筋腫の摘出を受けるため入院していたそう。手術をしてみないと良性か悪性かわからないと言われていたとのこと。幸い、腫瘍は良性だったそうですが、このことも夫婦を強くしていたんじゃないかと思います。

ずっと一緒にいたいと改めて願った夫、絶対に死なないと誓った妻。その手術を乗り越えた後の闘病生活のスタートに、早苗さんは「今度は私の番」と、支える決意をします。

 

似た状況にいた私たち夫婦

ふと、この状況、私たちも似てるな、と思いました。私たちの場合はからだではなく心の病気ですが、妻が回復したあとの夫の病気というところで、なにか近いものを感じたのです。

でも、今までの闘病の中での私はどうだったろうか。夫を心から思いやって、支えになれていただろうか?つらいときに、寄り添えていただろうか?自問自答し、私には足りないところがたくさんあったと猛省しました。ごめんよ、夫・・・。

 

 

まとめ

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病気というものは、いつやってくるかわからない。心もからだも。だからこそ今を大事に生きていきたい。そして大事なパートナーに何かがあったときは、全力で支えになりたいと思いました。

もっと夫の心が休まるような家庭づくりを、これから心掛けようと思います。家にいるときくらい、私と一緒にいるときくらい、ほっとできるように・・・。

夫婦として大切なことを思い出させてくれた、武田さんご夫妻とこの作品に感謝します。大切なパートナーのいる人に読んでほしい、闘病記なのにどこかほっこりする一冊です。

 

今日のおまけ

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ソファに座ってたら、2匹して登場。眠たいらしいです。重たいから、寝るなら別の場所で寝てほしい・・・。

 

 

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この記事を書いた人

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当ブログの管理人:小松亜矢子です。

フリーライター/元ナース/元うつ病患者。福岡県出身、横須賀市在住。

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