休むことは、ただ立ち止まることじゃないんだよ。

うつを発症して、長く休みを取らざるを得なくなったとき。それまで動き続けてきた人は、少なからずこんなふうに思うんじゃないかと思う。ここで休んだら、まわりに遅れを取るとか、迷惑をかけるとか。休まなきゃどうしようもないってわかっていても、休むことに後ろめたさを感じて、自分がダメな人間に感じてしまう。かつては、私もそうだった。

でもね、そうじゃないんだよ。

スポンサードリンク

 

 

 

 

a0960_002825

休むことで1歩前に進んでいる

休まなきゃいけないほどの症状になるまで、みんな必死でいつも通りにしようと無理して振る舞う。仕事のパフォーマンスを落とさないように、家族に心配させないように、なんとか休まなくて済むように。

私は、実は休まない方が前に進むどころか、後退しているんじゃないかと思っている。無理をして動き続けていると、どんどん症状は悪化するし、仕事もできなくなるし、状況は悪くなる一方。最悪の場合、心が壊れてしまって、元には戻れなくなってしまう。

だったら、覚悟を決めて休んだ方がよっぽどいい。休むのを決めるということは、自分がそんな状況になってしまったことを受け入れたということでもある。その意識を持てた時点で、実は見えない1歩を踏み出しているんじゃないかと私は思う。

 

 

休んでいる間も進んでいる

うつの人が休んでいる間は何をするかというと、ほぼ休息である。寝ること。食べること。そしてとにかく、心を休めること。毎日の生活をきちんと送り、それまでとれなかった睡眠と栄養を十分にとることが大事。

その間にいろいろと思いを巡らせる。この後自分はどうなるのか。仕事に戻れるのか。良くなるのか。先の見えない未来に不安を感じながら毎日を過ごす。その中で、自分の症状と向き合って、うつになるまでの自分を受け入れて、もがきながら抜け出す道を探している。焦らないように自分にブレーキをかけながら。

この試行錯誤の日々が、気付かぬうちに自分を前進させていると私は思っている。だって、うつになった人は、それまで自分と真正面から向き合うことは少なかったと思うから。私自身もずっと自分の本音に見て見ぬふりをして、逃げ続けた結果うつになった。長い長い時を経て、自分と向き合えるようになったとき、うつという魔物はふっと私の世界から消えて行った。そうやっていろいろなことを考えながら過ごす日々の中、見えない歩みを進めているのではないかと思う。

 

 

過去の自分に、そして今苦しむ人に伝えたいこと

あの時、仕事を休むことを躊躇していた自分に言いたいこと。

「休むことは、逃げることじゃないんだよ」

休んでパワーを充電した方が、きっといい方向に向かうから。

 

今、苦しんでいる人に伝えたいこと。

「休まなきゃいけないぐらい頑張った自分を受け入れてあげてほしい」

頑張って頑張って、心とからだが悲鳴をあげているから。その声にきちんと耳を傾けて。その声を聞くことが、今の苦しみから抜け出すための一歩だから。

 

 

まとめ

今、何も症状がなくなって振り返ると、あのときこうすればよかったのに、なんて思ったりもする。そのころの私には、そんなことに気付く術もなかったし、気付かせてくれる人もいなかった。

ここで発信していくことで、少しでも誰かに届けばいいと思う。そして今となりにいる夫に、いつでも伝えられるように側にいようと思う。

 

 

今日のおまけ

IMG_0695

夫に撫でられて、気持ち良さそうにしているマリン。このあとすぐ寝ました。いつも寝てるって言ってる気がする。食べるか寝るか、だからなぁ。仕方ないか。

 

 

Health, こころ

, ,

休むことは、ただ立ち止まることじゃないんだよ。

をみんなとシェア!

この記事を書いた人

ayako0420

当ブログの管理人:小松亜矢子です。

フリーライター/元ナース/元うつ病患者。福岡県出身、横須賀市在住。

関連する記事